令和二年 鏡開き
2020年1月24日 09時09分令和2年1月4日(土曜日)稽古始めにともない、保護者会主催の鏡開きを行いました。稽古には、コーチをはじめOBの方々にご参加いただき、2時間ほど稽古を行った後、準備頂いた、きなこ餅と納豆餅をおいしくいただきました。今年も、この餅のように、粘り強く、どんな相手にも柔軟にやわらかく対応でき、白星が多くなるようにしたいと思っています。
令和2年1月4日(土曜日)稽古始めにともない、保護者会主催の鏡開きを行いました。稽古には、コーチをはじめOBの方々にご参加いただき、2時間ほど稽古を行った後、準備頂いた、きなこ餅と納豆餅をおいしくいただきました。今年も、この餅のように、粘り強く、どんな相手にも柔軟にやわらかく対応でき、白星が多くなるようにしたいと思っています。
令和元年12月25日(水曜日)山形県総合スポーツセンターで令和元年度紅花旗高校剣道(第32回大会)が行われました。その結果は
1回戦 会津学鳳 0-1 勝ち
2回戦 江南義塾 2-1 負け
本校も2年ぶりに参加することができました。前日は錬成会もあり、他県の高校と竹刀を交わすことができ貴重な練習となりました。当日の対戦は、第1回戦会津学鳳高校に1対0で勝ち、2回戦シード校の江南義塾高校と対戦しました。江南義塾高校は盛岡地区1位で、県大会でも第3位に入る実力校でありました。先鋒が負け、次鋒・中堅が引分け、副将が負けであり、この段階で団体としての勝負は決まってしまいましたが、大将が一本を取りそのまま時間となってしまいました。結果、2-1で負けてしまいましたが、内容的には良い内容であり、もう一つ歯車がかみ合えば違った展開になっていたかもしれと予感させる試合でした。
①国体予選山形県予選
令和元年7月14日、南陽市民体育館で山形県国体予選剣道競技が行われました。公式戦は2回目です。チャレンジャーとして上位チームに向かう気持ちを忘れずに挑んだ大会でした。その結果を以下に記載します。
【結果】
★≪男子団体≫
エントリー選手 <( )は学年 ○印の生徒は個人戦出場>
先鋒…佐藤 楓(1) 次鋒…松田 大翔(1) 中堅…阿部 来紀(1)
副将…安孫子要人(1) 大将…鈴木 康晟(2) 補欠…伊藤 玲央(1)
★トーナメント <数字は勝者数 ( )内数字は取得本数>
1回戦 対 米沢東 ×1(1) - 3(6)〇 寒河江工業
2回戦 対 県選抜 〇5(8) - 0(0)× 寒河江工業
(優勝…県選抜 2位…酒田光陵 3位…日大山形・山形東)
★寸評
他校が1,2年生中心の新チームとなる(県選抜は除く)本大会であるが、組合せで県選抜と早い段階で対戦し、実力の差を感じた結果となった。しかしながら、その試合内容は、現時点では評価できるもので、生徒自身も県のトップレベルとの差を感じることができた良い機会だったと思う。夏場の厳しい練習を乗り越えて、結果が残せるように成長していきたい。いると感じられます。次の大会からは、三年生が抜け同じ条件の戦いとなります。部員のさらなる奮闘に期待したいと思います。
②山形県剣道大会
令和元年7月28日酒田酒田市国体記念体育館で山形県剣道大会が行われました。2週間目に国体予選を終え、チームとしてまた個人として不足していたものを確認し、それをどの程度補えているのか見極める大会として挑みました。
【結果】
★≪男子団体≫
エントリー選手 <( )は学年 ○印の生徒は個人戦出場>
先鋒…佐藤 楓(1) 次鋒…鈴木 翼(2) 中堅…阿部 来紀(1)
副将…安孫子要人(1) 大将…鈴木 康晟(2) 補欠…伊藤 歩(1)松田 大翔(1)
★トーナメント <数字は勝者数 ( )内数字は取得本数>
1回戦 シード
2回戦 対 米沢中央 〇3(3) - 1(1)× 寒河江工業
(優勝…酒田光陵 2位…日大山形 3位…米沢中央・山形南)
★寸評
他校も1,2年生中心の新チームとなり、上位に勝ち上がれるチャンスであったが、惜しい試合や優勢な試合展開を行うも、決め手に欠けて負けてしまった。夏場の厳しい練習を乗り越えて、結果が残せるように成長していきたい。
国体予選開会式 県選抜との闘い
剣工コラム ~剣道と工業高校~ NO2
豊かな自然の中から
さて、製鉄技術を得た日本にとって、その材料となる鉄はどこから得たのでしょうか?
一般的には鉄鉱石から鉄をつくるのですが、その鉄鉱石は「酸素と結びついた鉄の原料」=「酸化鉄」となります。しかし、「酸化鉄」は酸素と結びついた状態でそのままでは使えません。つまり、錆びた鉄と同じ状態で、錆びた鉄は赤茶色でボロボロになります。そのため、酸素と鉄の成分を切り離す必要があります。その作業のことを「還元(かんげん)」と言います。その還元作業を行い人間が使える金属「鉄」にします。これを「製錬(せいれん)」と言います。
それでは、その「還元」を行うにはどうしたら良いのでしょうか?それは酸化鉄をある条件で高温で燃やすことです。ある条件とは?どうして燃やすと?と 疑問はのちに時間があればご説明していと思います。ちなみに某**K放送の「ちこちゃんに*られる」で紹介されましたのでオンデマンド等で見た方が分かると思います。さて、燃やす燃料として昔から、木炭が使われてきました。たまに薪(まき)そのものが使われたこともあります。この燃料を不完全燃焼させて一酸化炭素を出して、それで還元させます。
原理は、ご理解できましたか?それでは、その原理を実現させるためにはどのような装置が必要になるのでしょうか?
それは、次回号で行いたいと思います。
令和元年年6月14日~16日の3日間、南陽市民体育館で剣道競技の県大会が行われました。メンバーが一・二年生であり、内容によっては台風の目になればと思い挑んだ大会でした。その結果を以下に記載します。
【結果】
☆個人戦
佐藤 楓・・・3回戦敗退
阿部来紀・・・2回戦敗退 ・
鈴木康晟・・・1回戦敗退
☆団体戦(予選リーグ) <数字は勝者数 ( )内数字は取得本数>
対 米沢興譲館 ○4(7) - 0(1)× 寒河江工業
対 山形工業 〇3(5) - 0(0)× 寒河江工業
対 鶴岡南 ×0(0) - 2(2)〇 寒河江工業 リーグ3位
(大会結果 優勝…山形工業 2位…山形南 3位…日大山形・山本学園)
目標としていた上位大会へつなげることが出来ない残念な結果となりました。
その中において、大会優勝した山形工業高校さんとの戦いは、生徒諸君にとって得難い経験であったと思われます。
一、二年生の若いチームですが、今後この経験を糧に、自身の足りないところは何か、どうすればそれを補うことができるか、それは技術面なのか、精神面なのか等を見極め、その克服に自分から取り組んでいく姿勢、心構えのさらなるステップアップの時期に来ていると感じられます。次の大会からは、三年生が抜け同じ条件の戦いとなります。部員のさらなる奮闘に期待したいと思います。剣工コラム ~剣道と工業高校~
このコラムは、剣道と工業高校の勉強は一見関係なさそうに見え、案外関わり合いは深いということから始めました。この一年間は、私自身の研修のために「剣工コラム」をお休みにしていました。(剣や剣道に関する研修であれば楽しかったのですが・・・、まったく違う分野を学んでいました)そのためもう一度、新たな気持ちで、このコラムを再開したいと思います。今後もよろしくお願い致します。
それではもう一度鉄と日本の関係からはじめさせて頂きます。
日本の製鉄技術
日本の製鉄技術は「たたら製鉄」がはじまりとされています。この技術は、もともとは6世紀ごろ(古墳時代)西アジアにあったヒッタイトからインド、中国そして朝鮮半島を経て伝わったとされています。6世紀ごろと言えば、朝鮮半島の百済から日本に仏教が伝わったころで、587年蘇我馬子が、物部守屋を滅ばす。593年 聖徳太子が、推古天皇の摂政になったとされる時期です。と考えると仏教の伝来と同時にもたらされた技術と言えるかもしれません。
毎年恒例の行事であり、練習の後には、保護者会から「きな粉」「納豆」「ずんだ」などのお餅が振舞われました。今年は、西川町からのお餅で大変おいしくご馳走になりました。
目の前に出されたお餅が大変おいしそうで、また、お腹もへっていたので写真を撮っておくことも忘れて食べてしまいました。個人的に、はじめ、きな粉餅が何の餅なのか分からなく保護者の方に尋ねたところ、きな粉にすり黒ゴマを混ぜたものだという返答をいただきました。はじめてご馳走になる味で、クルミをつぶしたような味で大変おいしかったでした。
今年一年、無病息災、健康に剣道が出来ることを願い、しめくくりました。
中学生の諸君、まもなく受験シーズンですが体調管理に気をつけてガンバって下さい。
本校剣道部への入部を待っています。大歓迎いたします。
稽古風景
剣工コラム ~剣道と工業高校~
前回の続きで、構造(つくり)について述べてみます。日本刀は強い力がかかっても折れなく、しかし、切れ味が良いと言う矛盾を解決したの刀と紹介しましたが、どうしてその様な矛盾を解決できたのか?それは、あのように薄く、長い刀の中には一種類の金属ではなく、数種類の金属が重なりあって作られているからです。イメージ的にはサンドイッチでしょうか。具になる部分に比較的やわらかい金属、それをサンドする両側のパンの部分に硬い金属があります。この状態で真っ赤に加熱し、叩き、そしてまた、加熱してを何回も繰り返し、細く長く伸ばしていきます。そうすることで、違う性質の金属どうしが、一つの金属のように結びつきます。ちなみに、サンドイッチ状態だとパンの部分が刀の横(しのぎ)の部分となり、叩いているうちに中心の柔らかい金属がはみ出してしまいます。また、刃となる部分も硬い金属が必要なので実際は下図のような重ね方をしているようです。しかし、これも一つの例であり重ね方にもいくつかの種類があるようです。包丁などは全体にやわらかい金属を使用し、刃の部分になるところだけ硬い金属をつなげて、切れ味がよく、そして長持ちするものにしています。このように、一見すると日本刀も外国の剣のように一つの金属で作られているような印象を持ちますが、日本刀の中には先人たちの多くの知恵と技が詰まっています。また、日本人だからこそこのような刀を作ることが出来たと思います。