校長あいさつ

ごあいさつ

　本校は、わが国が高度経済成長へと歩みだし、産業教育振興が高まる中の昭和３８年に創設され、西村山地域唯一の工業高校として地域の発展とともに歩み続け、今年でちょうど創立６０周年の節目の年を迎えます。

校舎は霊峰月山を眺望し、春は、菜の花、サクランボ、りんごや桃の花が咲き誇る風光明媚なところに立地しております。また、山形県内でも有数の規模を誇る寒河江中央工業団地に隣接し、職場見学やインターンシップなどで地元企業との連携を深めております。これまで本校を巣立った卒業生は１万名弱を数え、地元産業界はもとより県内外で活躍する多くの人材を輩出しております。

　今年度から学科名をメカニカルエンジニア科、ロボットエンジニア科、ＩＴエンジニア科と変更し、新たな時代に対応した学校の教育内容を端的に表すとともに、令和６年度の新校舎への移転に向けて、新たな寒河江工業高校を象徴する名称といたしました。

本校では、「スクールミッション」として与えられた学校の使命を果たすべく、「感性豊かで、創造力に富み、社会的使命を自覚し、社会を生きぬく力を持つ人間を育成すること」「郷土を愛し、山形の未来をひらく、健康で実践力のある工業人を育成すること」の二つを教育目標に掲げ、日々の教育活動に当たっております。

今後も地域に期待される工業高校として、創造力、実践力、コミュニケーション力、挑戦力を備えた人間の育成を目指し、何よりも生徒が３年間学んでよかったと思える学校を目指し、職員一丸となって頑張ってまいります。

校長　　舟山　和彥