会長あいさつ


同窓会会長  那須 稔

 

 

 同窓会会員の皆様におかれましては、お変わりなく益々ご清栄にてご活躍のこととお喜び申し上げます。それに、日頃から、母校同窓会に対し多大なるご協力とご支援を賜り、誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

本校は昭和384月に地域社会の強い要請により、地域産業の発展と工業技術者教育の振興を目指して創設されたものであります。今年で創立59周年を迎えることになりました。この間、9.600余名を越える卒業生がこの学び舎を巣立ち、経済、教育、文化とあらゆる分野で活躍されております。また地元産業は勿論のこと中央・国内外でも幅広く活躍され、産業の振興と発展に多大な貢献をされております。

 今、経済は、新型コロナウイルス感染拡大よって、新しい社会生活による経済という大変な社会状況の中で、倒産や資金繰りの厳しい企業が増加するなど、雇用・所得環境が急速に悪化しております。この様な経済状況の中に、企業おいてはあらゆる手立てを講じ経営の好転に、大変な努力をされている現状があります。このような中でご活躍されている皆様方に心から敬意を表します。

この度、母校の改築整備事業が決定し令和4年に着工、令和64月の共用開始に向けて動き出しました。又、同窓会員交流の場として会館の建設を進めています。皆さんからもご協力よろしくお願い致します。

今から五十数年前、在学当時、私たちが、口ずさんだ校歌の中にありますが、母校の校章は、月山、朝日等に咲く雪割草の花をかたどったものであります。早春雪を割って芽を出し、風雪に耐えて立派に実を結ぶ点は、忍耐強く勉学に励み、遠大なる理想に向かって雄々しく羽ばたく希望と意気を示しております。また花の清純なる気品は、正義と責任を象徴するものであります。今日の息苦しい社会情勢の中で、卒業生の皆さんには、建学の理想を折りに触れて思い出して頂きたいと思います。 

母校は、恵まれた地域環境の中で、人間性豊かで創造性に富み社会的使命の自覚を持つ健康で、実践力のある工業人の育成を期すことを掲げて教育活動を創立以来実践し、寒河江西村山地区唯一の工業高校として、地域産業を担うスペシャリストを輩出してきております。

いつの時代にあっても社会が、企業が求めている即実践力のある工業人の育成に努められることを期待します。


今後とも、在校生の皆さんには、建学の理想を忘れずに大きく未来に向かって、羽ばたいていただくことを祈念致します。


 最後に,会員皆様のご活躍とご多幸を祈念致しますとともに、今後ともより一層のご理解とご支援をお願い致しましてご挨拶とさせて頂きます。