会長あいさつ

同窓会会長  那須 稔

 

 同窓会会員の皆様におかれましては、お変わりなく益々ご清栄にてご活躍のこととお喜び申し上げます。それに、日頃から、母校同窓会に対し多大なるご協力とご支援を賜り、誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

本校は昭和384月に地域社会の強い要請により、地域産業の発展と工業技術者教育の振興を目指して創設されたものであります。昨年、創立60周年の佳節を迎えることが出来ました。この間、9800余名を数える卒業生がこの学び舎を巣立ち、経済、教育、文化とあらゆる分野で活躍されております。また地元産業は勿論のこと中央・国内外でも幅広く活躍され、産業の振興と発展に多大な貢献をされております。誠に喜ばしく頼もしくその活躍に心より敬意を表すものであります。

さて、歳月人を待たずと申しますが、月日の経つのは早いもので、60年という時が流れました。あの当時を振り返ってみますと、真新しい白壁が映える、新築された学校の周囲には田園が広がり、緑の風景の中に白壁の校舎が建っている光景が思い出の中に映し出されます。そして、佇んで周囲を見渡すと、西に残雪を頂く月山の山並みを仰ぎ、北には、葉山を抱き、私たちの多感な時代を心和ませてくれたあの自然豊かな光景は、年を経た今でも鮮明に心に残っています。

今では、母校の周囲も大きく変貌し、寒河江中央工業団地として、県内有数の工業団地に成長し、本市はもとより周辺市町の産業経済の発展の基盤となっています。

こうした恵まれた環境の中で時代の変化に対応すべく、創立以来、人間性豊かで創造性に富み社会的使命の自覚を持つ健康で実践力のある工業人の育成を期すことを心掛けて学校活動を実践してきており、寒河江西村山地区唯一の工業高校として地域産業を担うスペシャリストを輩出してきております。

大変喜ばしい事に待望の学校改築整備事業が進められ、近代的な白亜の殿堂のような新校舎・新体育館が完成しました。最新の校舎と最新の設備を最大限に活かし勉学と部活動に励み、輝かしい歴史を築いて行って頂きたいと切に望んでいます。

今から五十数年前、在学当時、私たちが、口ずさんだ校歌の中にありますが、母校の校章は、月山、朝日等に咲く雪割草の花をかたどったものであります。早春雪を割って芽を出し、風雪に耐えて立派に実を結ぶ点は、忍耐強く勉学に励み、遠大なる理想に向かって雄々しく羽ばたく希望と意気を示しております。また花の清純なる気品は、正義と責任を象徴するものであります。今日の息苦しい社会情勢の中で、卒業生の皆さんには、建学の理想を折りに触れて思い出して頂きたいと思います。 

今後とも、在校生の皆さんには、建学の理想を忘れずに大きく未来に向かって、羽ばたいていただくことを祈念致します。

 最後に,会員皆様のご活躍とご多幸を祈念致しますとともに、今後ともより一層のご理解とご支援をお願い致しましてご挨拶とさせて頂きます。